ヘルニアン@腰痛から人類を解放したい!

2020年7月1日に腰椎椎間板ヘルニアを手術しました✊ 手術方式は、内視鏡ヘルニア摘出術(MED)で、場所はL5/S1。体験・ 闘病、リハビリと役に立つ情報を発信します☀️ #ヘルニア #腰椎椎間板ヘルニア #腰椎椎間板ヘルニア手術 #腰痛

腰椎椎間板ヘルニアの手術から1年が経過しました!

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あっという間の1年。腰のヘルニアの内視鏡手術から1年の振り返り

昨年の6月末に内視鏡で手術を行い、それから約1年が経過しました。
先日、1年が経過したので、記念すべき(?)MRIを撮影しましたが、再発もなく今のところ問題なさそうです。

以下が術前と術後1年の写真です。

腰椎椎間板ヘルニア 手術 内視鏡

腰椎椎間板ヘルニア 手術 内視鏡   1年

 


術前は、もっと気軽に治ると考えておりましたが(笑)、そんなことはなく、特に、術後の3〜4か月は、毎日、不安などから気持ちのアップダウンするような生活でした。

術後は、30人以上の経験者の方と交流したり、1,000枚以上のMRIの画像をみたり、海外のコミュニティで交流したり、国内外の論文などから数多くの勉強をしました。

いつか大きなダメージをいきなり受ける前に、事前に学ぶことができ、これはこれで良い機会でした。

 

>以下は、手術時のブログ記事です。

腰椎椎間板ヘルニアの手術をしました。内視鏡(MED)です。 - ヘルニアン@腰痛から人類を解放したい!

腰は、死に直結しないが、人生のQOLに大きな影響がある

これからの人生をどう過ごしたいのか?を考える大きなきっかけとなり、価値観も変化した1年でした。
沢山の方に助けていただき、本当にありがとうございます。

 

とにかく、「腰」は、「死」に直結するものではありませんが、著しくQOLが下がります。

皆さん、お気をつけてください!

ヘルニアの手術後、1年経った状況は実際どうなのか?

術後の状況としては、以下のような点が発生しています。

 

痺れはほとんどない。

私は、元々それほど、ヒドい痛みや痺れがあった方でありません。むしろ、腰自体に痛みを感じたことはありません。左足のふくらはぎや臀部に痺れがあり、少しすると収まる程度でした。手術の結果、ほとんど、以前あったものはありません。もちろん、腰に痛みもありません。


天気が悪いと神経痛などが発生することがある。

これは、元々、ありませんでした。ただ、手術をした周りの方々からも同じ話を聞くので、よく起きる現象みたいですね。

座ることは問題ないが、1回45分前後で立つことにしている。(1日の多くはスタンディングデスクで仕事をしている)

これは、腰の手術の有無関係なく、皆さん実施した方が良いです。予防の観点からも。

予防のため、毎日、体幹トレやストレッチは欠かさない。

こちらも同様です。

体幹は、かつてないほどの強くなったと実感しています。

一方で、柔軟性も大事で、硬い筋肉は背骨にダイレクトに負荷がかかります。

ストレッチは必須で、トレーニングとのバランスは重要です。

まだ思い切った運動はしていない。(走ったり、ウエイトトレーニングなど)

椎間板が傷み、もうスペースが狭いので、再発あるいはすべり症などに発展しないか不安のため、実は、まだランニングやウェイトを持ったトレーニングなどはできていません。このままだと、ずっとやれないかもしれませんが、どこかでトライしたいです。

とはいえ、5キロぐらいまで全然持てるので、トレーニングはしていますし、マシンによるウェイトトレーニングは、実施しています。

下に落ちたモノは、ゆっくり膝をついてから拾う。腰を曲げることは避ける。

これは、徹底していますし、これから先もずっとですね。

自宅であれば、なるべくマジックハンドに頼っています。

余計な負担はかけない!

 

 

万が一、腰椎椎間板ヘルニアが再発した場合は・・・?

今後、再発した場合はどうなるのか?という視点から考えてみました。

再発といっても、今回手術した箇所と同じ箇所かどうかによっても変わります。

仮に同じ箇所が再発したと仮定した場合は以下のような形になるかと思います。

ちなみに、私は、高校生の頃に、ヘルニアをレーザー手術(PLDD)しています。

つまり、PLDDとはいえ、次は3回目になります。

当時の内容の一部は以下の記事にあります。

fromlowbackpain.hatenablog.com

保存療法で様子をみる。

今回の手術前のような痛みや痺れのレベルであれば、一旦保存療法で様子見になるでしょうね。

椎間板自体が傷んでおり、大きな回復は見込めないでしょうが、手術は本当に最後の手となるはずなので、 この選択になるかと思います。

再度、内視鏡手術(MED)

再度手術の場合は、こちらでしょうか・・・。あとは、神経の癒着度合いにもよるそうです。

神経がヘルニア塊周囲の組織(椎間板線維輪、後縦靭帯など)と癒着しています。

 癒着とは、神経周囲に炎症が生じて、その周囲の組織と、言ってみれば、ぴったりとくっついてしまっている状態のことです。

 手術時には、この癒着を剥がして神経を数㎜程度、左右に動かす必要があるため、癒着を剥がす必要性が出てきます。

 再発ヘルニアに対する再手術時であれば必ず癒着はありますが、初回手術の時でも神経が癒着していることが極まれにあります。(参照:腰椎椎間板ヘルニアと癒着、藤田整形外科クリニック、

https://fujitaseikei.jp/modules/blog/details.php?bid=1057

この場合は、内視鏡は難しく、LOVE法などで切開する必要があるとのことです。

こればかりは実際になってみないとわかりません。

>詳しくはこちらから

腰椎椎体間固定術(脊椎固定術)

除圧と固定を行ういわゆる椎体間固定術というもので、自身の骨や人工骨を挿入して固定となります。

腰椎椎体間固定術 固定手術

参照_腰痛クリニック わたなべ整形外科

デメリットとしては、固定した上下の椎間板への負荷がかかりやすいといわれており、例えば、固定したその上でヘルニアが発生するそうです。

あと、ヘルニアの再発だけではなく、例えば、腰椎すべり症や脊柱管狭窄症などの場合も固定になるかもしれません。注意したいところです。

海外で、人工椎間板の手術

日本では腰の人工椎間板はまだできないので、海外が必須。(ちなみに、頚椎は日本でも実施されています。)

私の中では、これが次は有力かなと考えています。

ただし、費用が渡航費用など諸々で300〜400万円の想定。

固定されないので、柔軟性を保つことができるようです。そのため、固定術のような上下への負担も減り、日常生活も以前と同じように過ごすことができるようです。

これは今度どこかでまとめたいなと思います。